
Webライターの自己PRってどう書けばいいの?
僕はWebライターとして働いて3年目になります。ランサーズやクラウドワークスをメインで利用しています。
今回はそんな僕が、受注が増える自己PRの書き方をご紹介します。
Webライターの自己PRの基本的な書き方
さっそくですが、Webライターが自己PRを書くときの基本的なテンプレートをご紹介します。
普通クライアントさんは、「英語学習についての記事がか書ける人」など、特定のスキルを持った人を探しています。
ですが、自己PRのページは不特定多数のクライアントさんが来ますので、万能に対応できるようできるだけ多くの情報を詳細に書く必要があります。
ランサーズの自己PRだと1000文字まで書けますので、できるだけ1000文字きっちり使ってアピールする方がいいでしょう。
もちろん分かりやすく、見やすく書くことが大事です。
かんたんな経歴
最初にかんたんな経歴を書きます。どういう職種の会社に何年勤めていたといった経歴を書きましょう。
職を転々としていても問題ありません。Webライターにとって知識や経験の多さは強みになりますので、むしろ多い方が有利です。
ダメな書き方は以下のように、一言で終わっていて詳しく書かれていないものです。
看護師を7年やっています。
良い書き方はこちら。
例)7年看護師として勤務しています。最初は病院勤務でしたが、3年目に一度転職を経験して、今は訪問介護センターで訪問看護をしています。
このプロフィールの場合、以下の3つの案件を受注できる可能性があります。
- 看護師関係
- 転職関係
- 介護関係
そのため、経験のあることはしっかり記載しておきましょう。
得意なジャンル
得意なジャンルも、できるだけ多く書きましょう。1本でも書いたことのあるジャンルは必ず記載しておきます。
また、少しでも知識があったり、書けそうだと思ったものも記載しておく方が吉です。以下のように箇条書きのほうが見やすくておすすめ。
- 看護師
- 介護師
- 転職
- 美容
一番ダメなのはこれです。ほぼ間違いなく受注できないでしょう。
なんでも書けます! or どんなジャンルでも書けます!
スキル・資格
スキルや資格も同様に、できるだけ多く書くといいです。意外な資格が役に立つこともあります。
Webライターで重宝される資格は、「WEBライティング技能検定」などのWebライティング関係の資格です。
また、「FP(ファイナンシャルプランナー)」の資格も金融系のジャンルに有利です。資格はなくても問題なく、あれば受注できるジャンルが増えるというだけです。
ない人は未記入で次に進みましょう。
実績
実績は、基本的に以下のようなものを書きましょう。
- 〇〇というメディアで掲載されました。
- 〇〇という雑誌で執筆経験があります。
- 「〇〇」というキーワードで検索1位の記事を書きました。
- クライアントのサイトでPVが1,000から15,000に増えたと喜ばれました。
その記事のURLがあるなら、記載しておくと信憑性が高くて好印象です。
具体的な数字を記載すると実績が想像しやすくてGOOD!
初心者Webライターの場合は、以下のようなものでも一応実績やアピールにはなります。なくても仕方ありません。初心者なのですから。
- ブログを3年間書き続けています。
- 作文コンクールで賞を取ったことがあります。
- 趣味で小説を書いています。
- 1時間に2000文字のタイピングが可能です。
ダメなのは以下のような文です。
・実績はありませんが、これから作っていきます!
・やる気はあります!
なんの根拠も感じられません。なければ何も書かない方が無難です。
連絡可能時間
意外と重要なのは連絡可能時間です。クライアントさんは、納期がタイトな案件に関しては、できるだけ進捗状況を知りたいと思っています。
そして、すぐに連絡が取れると分かっていれば安心できるため、連絡できる時間を書いておくことが重要なのです。
確実に連絡できる時間を書いておかないと、「可能って書いているのに連絡がつかない!」と信用を失うことになりますので、気をつけましょう。
例)
連絡可能時間/平日 9:00〜18:00
週の執筆可能時間/20時間
基本的にはこの時間に返信可能ですが、都合により返信が遅れることがございます。ご了承いただけますと幸いです。
趣味・特技
趣味や特技もできるだけ多く書きましょう。
大切なのは、あまり需要がなさそうなことも書いておくことです。競合が少ないため、オファーが来やすくなるんですね。

僕もそれで仕事の依頼が来たことがあります!
その他アピールポイントなど
アピールポイントは、これまで伝えきれなかったことを書きましょう。主に執筆で役に立ちそうなことがいいでしょう。
自分の性格的なことを書いても構いません。
- タイピングが早いため、納期より早く納品できます。
- 気になる性格ですので、誤字脱字チェックは3回行います。
- こまめに進捗状況をお知らせします。
ダメな例はこちら。
初心者ですけど、精一杯がんばります!
初心者と書いて得することはありません。クライアントさんはお金を払って記事を書いてもらうわけですから、初心者と言われると任せるのは不安になります。
以下のように書く方がまだマシです。
至らない部分があるかもしれませんが、ご教授いただけますと幸いです。
Webライターの自己PRは読まれない
実はクラウドソーシングの自己PRが書かれたプロフィールページはあまり読まれません。というか来てくれることすらまれです。
ランサーズだと、自分のプロフィールページには足跡がつくため、誰が来たかすぐに分かります。
時々訪れてくれるクライアントさんはいますが、僕の場合は月に数十回程度。
自己PRが読まれない理由は?
ランサーズにおいて、プロフィールページにクライアントさんが来てくれない理由は2つあります。2つである理由は、流入経路が以下の2つあるからです。
- ランサー検索による来訪
- 提案からの来訪

順に解説しましょう。
ランサー検索による来訪
1つ目はランサー検索による流入経路です。
ランサー検索で来訪するクライアントさんは、「こういう記事をかける人はいないかな?」という考えを持って検索しています。
こういう方法で探す人は、不特定多数のWebライターから探すよりも、確実に実績がある人から選びたいと考えています。
あるいは「ランキング上位の人に頼めば確実だろう」という考えです。確かにこれは合理的です。
応募してきた人が何十人もいたら、全員の中から選ぶのはとても時間がかかります。
こういう理由で一部のクライアントさんはプロフィールページにたどり着きます。
では、検索上位に表示されるには(多くのクライアントさんにプロフィールページを見てもらうには)どうすればいいかというと、「本名&顔写真を公開する」ことです。こうすることで、上位ページにいけるようになります。

これは2018年にランサーズが変えた仕様です。公開したくない人や、何らかの事情で公開できない人にとって、厳しい仕様です。
こういった理由があって、自己PRは読まれにくいんですね。
ただし、数は少ないものの、時々依頼が来ることはあります。依頼が来やすくなる裏技は、ニッチなジャンルを書くことです。
提案からの来訪
もう1つの流入経路は提案からの来訪で、本名と顔写真を公開していない人は、提案からの来訪のほうが多くなるはずです。
Webライターが案件を探していて、いいものを見つけたとき、こちらからそれに応募しますよね。
クライアントさんはそれを確認して、「この人のことをもっと知りたいな」と思ったとき、プロフィールページの自己PRを見に来ます。
そのときに、プロフィールがしっかり書けていないと、みすみす受注の機会をのがしてしまうかもしれません。
逆に、提案した案件からクライアントさんが来ない場合は、提案に興味を持たれていないということですので、内容を改める必要があります。
ブログ運営でさらに受注アップ
自己PRを最適化するだけでも受注率は確実に増えますが、ブログを運営することで、自己PRよりも信頼感を与え、受注率がより高まります。
その具体的な理由を以下のブログに書いていますので、参考にしてみてください。
自己PRは基本読まれないけどしっかり書くべき
以上のように、自己PRは顔写真付き&本名公開の人でなければ読まれづらくなっています。
ですが、少なくともしっかり書いておいて、損をすることはないです。
少なくともそこからオファーが来たことは、何度かあります。
ですから手を抜かずにしっかり書いておきましょう。
今回の記事が手助けになれば幸いです。
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