
語学留学したいんだけど「そんなことしても意味ないよ。
日本でも勉強できるしお金のムダ」って言われるんだ。
本当にそうなの?
よく聞く言葉ですが、実際に1年間留学に行ってみた私は効果を実感しています。
それにそんなことを言う人はだいたい留学未経験じゃないでしょうか?
今回は留学2年目の僕の、実際の体験とアドバイスを紹介します。
1年でロシア語の試験B1レベルに合格!
1年語学留学した結果から言いますと、B1レベルに合格しました。


すべて90%超えなら留学の成果はあったんだね。
ロシアでТРКИ(テルカイ)というロシア語の試験を受けて合格しました。
テルカイはロシア語版TOEFLで、TORFLとも呼ばれています。
つまり会話の試験もありますので、TOEICのようなペーパーだけの試験ではありません。
1年と言いましたが、実際には10ヶ月のコースでした。ちなみに死ぬほどがんばればB2もいけるのではないかと思います。
しかもゼロからスタートです。
留学前のロシア語レベルは、「アルファベットを時間をかけて読める程度」です。

つまりほぼゼロと言ってもいい状態だったよ。
「なんだB1か」と思われるかもしれませんが、10ヶ月のコースで「難しさレベル上位」に入るロシア語をB1まで行けたらそこまで悪くはないんじゃないかと思います。
少なくとも成果はあったと言えるのではないでしょうか。
語学留学に行く意味がない人と、意味のある人の差は?
僕自身実際に留学してみて、語学留学で意味があると感じる人、意味がないと感じる人の差は以下のようなものではないかと感じています。
- 留学後の目標があるか
- 留学前に勉強をしているかどうか
- 積極的思考か受け身思考か
- やる気があるかどうか
詳しく解説していきます。
留学後の目標があるか
留学後にどうなりたいのか、というのがもっとも大事なことであり、多くの人が軽視している部分でもあります。
ただ漠然と英語が話せるようになりたい話せたらかっこいいというような人は、言ってしまえば「別に勉強しなくても困らない」ので、勉強に対するモチベーションが低いです。
一方外国で働きたい、国際恋愛をしていてその国に住みたいなどの目標がある人は、目標達成のためには勉強する必要があることを知っていますから、努力をして結果も出やすいんですね。

自分には目標があるか、もう一度考えてみよう。
留学前に勉強をしているかどうか
留学前に勉強をするのはとても大事です。
留学してメインでやるべきことは、インプットではなくアウトプットですので、向こうでアウトプットするために、日本でインプットしておく必要があるんですね。
ですから勉強をしていく人は伸びやすい人です。
「勉強する時間がない!」という人は留学の手配を自分でしていませんか?
留学前にはすることがたくさんあります。そのため、自分で全てを手配すると、勉強する時間がなくなって当然です。
僕は留学エージェントに全て任せることで、勉強時間を確保できました。
留学エージェントを使うメリットはこちらの記事に書いてあります↓

積極的思考か受け身思考か
なんとなく「留学すれば英語ペラペラになる!」みたいなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
でもそういう受け身的な考えを持ったまま行ってもあまり効果は実感できないでしょう。
日本人は受け身思考の人が多いため、「先生が僕をペラペラにしてくれる!」と無意識に考えてしまいます。

僕もそう思っていました…
でも実際には単語を覚えるのは自分ですし、会話レベルも自分でしゃべらないと上がりません。
ですから、自発的にどんどん学ぼう、話そうという姿勢がとても大切なのです。
やる気があるかどうか
やる気があるかどうかは語学留学だけじゃなく、すべてにおいて大事です。
「やる気がない人は留学に行かないでしょ」と言われるかもしれませんが、会社の意向で留学させられる場合もあります。
「英語である程度の成果を持って帰って来なければクビ」とかでもない限り、一日中勉強しようとはなりにくいです。
「向こうで死ぬほど勉強する!」というやる気があった場合でも、勉強をしてから行くのとしないで行くのでは大きな差が出ます。
当たり前ですが、やる気がない場合は特にほとんど効果を実感できないでしょう。
実際に留学したけど効果なかったと言う人の6つの特徴
実際に留学から帰ってきて、「留学行ったけど意味なかったよ」って言う人は以下のような特徴があります。
- 留学期間が短かった
- 消極的である
- 怠惰である、または勉強嫌い
- 愚痴っぽい人、すぐに周りのせいにする
- 留学先で遊んでばかりいた
- 留学先で日本人とばかり一緒にいた
もっと詳しく説明していきます。
留学期間が短かった
語学留学の成果は、期間が長ければ長いほど大きくなります。
勉強時間や会話時間が増えると上達も早くなるのですから、当然といえば当然ですよね。

僕は1ヶ月留学もしたことがありますが、効果は実感したものの少し物足りないなとも思いました。
消極的である
語学留学の効果とは、「喋れるようになるか」です。
ですから、会話を積極的にしない人は当然上達も遅くなります。
会話力は練習問題を解いていてもアップしないからです。
実際に日本でも英語教師なのに英語喋れないとか、TOEIC950点なのに英語喋れない人がたくさんいますよね。
失敗を恐れるのはすごくよくわかります。恥ずかしい思いをしますから。
でも話せるようになるには話すしかないんです。
怠惰である、または勉強嫌い
怠け者や勉強嫌いの人も留学に向いていないでしょう。
語学留学は遊びではなく勉強をしに行くわけですから、できる限りの時間を勉強に費やす必要があります。
つまり、努力が必要になります。
それなりに高いお金を払って留学するわけですから、ある程度のやる気を持って行く必要があるんですね。

もちろん楽しむことも必要ですよ!
愚痴っぽい人、すぐに周りのせいにする
意外と思われるかもしれませんが、愚痴っぽい人や、すぐに人のせいにする人も留学の効果を感じられないでしょう。
なぜなら、何か理解できないできないことがあったとき、「先生の教え方が悪いから」「ゆっくり喋ってくれないから」「このクラスが自分のレベルに合わないから」と周りのせいにし、自分で努力しなくなるからです。
そうでない人は、「自分はまだまだ単語力・会話力が足りないんだ」と認め、さらに努力を重ねる人が効果を実感できる人です。
留学先で遊んでばかりいた
現地に行けば、たくさんの友達ができますし、遊びも大事です。
その人たちと遊ぶことによって会話の機会が生まれますので、それはそれで練習になりますが、遊びすぎは結果的には効果は低いです。
クラスメートに毎日クラブに遊びに行っている子がいましたが、宿題はぜんぜんやってこないし、授業中も問題に答えられず全く上達していませんでした。

授業のペースも落ちるし、正直少し迷惑でした。
留学先で日本人とばかり一緒にいた
留学しても日本人同士でつるむ人は多いです。
まだ外国語をうまく話せなくて不安な気持ちはわかりますが、海外へ留学に行く最大のメリットは日本語のない環境に身を置けることです。
ずっと日本人同士で固まっていれば、日本語しか使わないので機会損失になり、効果がなくなるのは当然のことといえます。
留学しなくても語学の勉強はできる?
僕は今現在留学中で、留学してよかったと思いますが、時々「日本にいても外国語話せるようになることは可能だろうな」と思います。
単純な考え方で、外国にいるかのような環境を作れば、擬似留学のような状態を作り出すことはできます。
今はオンラインの英会話などが普及していますので、日本にいながらでも上達できます。
ただ、日本で完全に英語漬けの環境にできるわけではありません。
子どもは毎日毎時間親と一緒に過ごして、会話を聞いて、自分で喋って覚えていきます。
この英語漬けの環境がもっとも大事で、1日1〜2時間しか話せないという環境ではなかなか上達するのには時間がかかります。
留学前にどのくらい勉強するべき?
英語を例にとって話すなら、中学校までの文法は復習しておくべきです。
それ以外の言語でも文法をざっと理解しておくのがベストです。
基礎があるのとないのでは、理解するスピードが段違いになるからです。
そして、できるなら授業に関連のある単語を調べておきましょう。
例えば「主語」「関係代名詞」「現在完了形」といった言葉は英語で何と言うかを知っておいた方がいいです。
授業ではそういった単語は頻繁に使われますが、もし知らなかったら何について話しているのかさっぱり分からないからです。

僕にも経験があって、先生が「無生物」という単語を使っていたのですが、その意味を知らなくて、その授業中はずっとわけが分かりませんでした。
ですから、できる限り勉強して行くことをおすすめします。
留学に意味はある!でも効果を実感できるかどうかは自分次第
僕も勉強する目的があったから勉強し続けることができましたし、そういう目的があるなら効果は確実にあります。
もちろん自主的に勉強する必要はあります。外国語だけじゃないですが、嫌々やっても成果が出ないのはなんでも同じです。
ですから、最終的に成果が出るかどうかは自分次第ということになります。
もし留学に行こうかどうか迷っているなら、この「留学する目的は何か?」「その言語を勉強してどうしたいのか?」ということをよく考えてみてください。
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