語学留学のときに実施されるクラス分けテスト。入学するときになって初めて知ったという人も多いのではないでしょうか。

クラス分けテスト(プレースメントテスト)って何?
どんな内容?勉強はしておいたほうがいい?
僕自身も語学留学をしたことがありますので、クラス分けテストは経験があります。
今回は上記のような疑問に、自分の経験から答えていきたいと思います。
クラス分けテスト(プレースメントテスト)とは?
クラス分けテスト(プレースメントテスト)とは、海外の語学学校に入ったとき、授業の前日や初日に行われるテストです。
数学・社会・理科といった授業はありません。あくまでその言語のレベルがどれくらいかを測るテストです。
このテストの結果によって生徒のレベルを測り、同じようなレベルの生徒を集めてグループを作ります。
クラスの数は学校にもよりますが、初級・中級・上級の3つや、各級がさらに2つに分かれている6つが多いようです。

9段階に分かれている学校もあります!
クラス分けテスト(プレースメントテスト)はなぜ行われる?
クラス分けテストを行う目的は。グループ授業で生徒たちを同じくらいのレベルに合わせるためです。
レベルが低い人と高い人を同じグループにしてしまうと、授業内容が難しすぎる、または簡単すぎるということが起こります。
そうなるととても効率が悪くなるため、クラス分けテストが行われているんですね。ちなみに学校によっては、1ヶ月ごとなど一定期間ごとに行われるところもあります。
テストはどんな内容?英語だけ?
クラス分けテストは英語の語学学校に入るのなら、英語だけです。テストはすべて英語で書かれているため、問題の説明文も英語だということを覚えておきましょう。
そして内容は、完全に学校によります。基本的にクラス分けテストは、その学校がオリジナルで作るものだからです。
語学学校はどの国にも無数にありますが、学校ごとに「スパルタ教育を行なっている」「発音に力を入れている」「文法を重視している」「会話主体で授業をしている」などの特徴があります。
そのため、テストの内容も、その学校が重視しているポイントが少なからず反映されます。ペーパーテストだけの学校もあれば、会話だけの学校もあったりという具合です。

そのため、具体的にどこを勉強すればいいかは難しいです。
最低限やっておきたいことを後で解説します。
テストの内容は?
基本的にどんな言語でも共通しているのが、次の項目です。英語で言うと
- Grammer(文法)
- Writing(書き取り)
- Reading(読解)
- Listening(聴き取り)
- Speaking(会話)
この5つはあると思っておいたほうがいいでしょう。
英語のクラス分けテストの対策
留学まで時間があるなら、なるべくテスト対策をしていきましょう。

できる限り以下の方法で勉強しておこう。
- 文法…中学校の文法をひと通り復習
- 書き取り…自分や家族についての英作文を練習する
- 読解…普段から英語の本や文章を読む
- 聴き取り…海外ドラマ(英語字幕)などで耳慣れ
- 会話…シャドーイング、オンライン英会話で練習
このように、基本的なことを勉強しておきましょう。
すでに英語が中級程度に話せる場合以外は、新しい単語を覚えるといったことをするよりは、中学・高校で学んだことを思い出す、復習することに時間を使った方が良い点数を取りやすくなります。
クラス分けテスト(プレースメントテスト)を受ける時の注意点
実際に現地でクラス分けテストを受ける際の注意点を、いくつかご紹介します。
クラス分けテストの勉強についての注意点
クラス分けテストのための勉強は、もちろん勉強していくことに越したことはありません。

少しでも勉強していくことをおすすめします。
ですが、いわゆる「一夜漬け」のように一時的に英語力を上げるのはおすすめできません。
一時的に英語力が上がっている状態だと、テストの結果が良くなり、上のレベルのグループに配属される可能性があります。
自分の本当の実力より上のレベルのグループに入ってしまうと、授業についていけなくなってしまうため、テストでは自分の本来の実力が反映されるようにしたほうがいいでしょう。
初級のグループに入らないように最低限の勉強はしておこう
レベルが低すぎると中1の初期レベルのようなグループに配置される可能性もあります。
あまりにレベルが低いグループに配置されてしまった場合、せっかくお金を払って行ったのに留学の時間をムダにしてしまいます。
そうならないためにも、中学校の文法をひと通り復習しておくことをおすすめします。

自分でできる勉強は日本でやっておきましょう。
留学先でするのはもったいないです。
個人的に、実際に文法や会話の練習に役に立ったのはネイティブキャンプです。
実際に使用したレビューをこの記事で紹介しました。
クラス分けは同じ国籍同士になる?
クラス分けは別々の国で分けられるのが普通です。理由は同じ国籍同士だと、その国の言葉で話してしまうからです。
特に日本人は消極的で、あまり外国人とコミュニケーションを取ろうとしないため、同じクラスで固まってしまうと言語の習得が遅くなってしまいます。
ですから、別の国同士でグループが作られます。ですが、その学校に日本人が多数同時に入学した場合、やむを得ず同じグループになることもあります。

現地では日本語を一切しゃべらないつもりで留学しましょう
クラスのレベルが合わない場合は変更してもらおう
クラス分けの後で、授業を受けてみたけど、ぜんぜんついていけない、まったくレベルが違うと感じた時は、速やかに担当者に言って下のクラスに下げてもらいましょう。
もし、英語で伝えられない場合は、エージェントを通しているならエージェントに相談するべきです。
レベルが違いすぎると、分からなすぎてモチベーションもさがり、時間もムダになります。
留学エージェントのサポートはこういう時に大変便利です、どんどん活用しましょう。
ちなみに留学エージェントを使わずに失敗した時の記事はこちら↓

ただし、上のクラスに上げてもらうのは難しいです。クラス分けはテストの結果を反映しているためです。
もし、上のクラスに上がりたいと思うなら、次のクラス分けテストで良い成績をおさめられるように頑張りましょう。

上のクラスに上がるのをモチベーションにしましょう!
自分のレベルを決めるクラス分けテストは大事です
語学学校では、自分に適したレベルのクラスで勉強するほうが、語学力のアップになります。
自分のレベルより高すぎたり低すぎたりすると、授業中の時間をムダに過ごしてしまうことになります。
せっかく留学のために費用も時間も使って行くわけですから、有意義に過ごした方がいいですよね。
そのためには、留学までにある程度勉強して、基本的な文法などを身につけておくことが大事です。
この記事を参考に、有意義な留学ライフにしてください。
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