今回は主にWebライターとブロガーの違いについてお話しします。
Webライターを目指している人や、ブログを始めようと思っている人には役立つ記事になると思います。
この記事の内容はだいたい以下のようになっています。
- Webライターとブロガーの違い
- Webライターやブロガーに向いている人
- Webライターとブログは両方するとお得
Webライターとブロガーの違い
Webライターとは、Web上のコンテンツを執筆することで収入を得る人たちのことです。
ブロガーは、広い意味ではブログを書いている人全員だといえます。
ですが一般的にいわれているブロガーは、ブログを書くことでアフィリエイトやGoogleアドセンスから収入を得ている人たちのことです。
特に多額の収益を得て、他人に影響を与えるインフルエンサーの人たちがそう呼ばれることが多いです。
収入源の違い
Webライターの収入源は、主にクライアントからの報酬です。
クライアントから依頼された記事を執筆して納品することで、報酬を受け取ります。これが主な収入源です。
一方ブロガーは、自分のブログの広告から収入を得ます。
自分のブログ記事に、「アフィリエイト」や「Googleアドセンス」の広告を貼り、その広告をクリックしたり、広告から読者がサービスを利用したり、商品を買うことで紹介料を受け取っているのです。
ではアフィリエイターとは?
ブロガーと似た言葉にアフィリエイターがありますが、そこまで大きな違いはありません。
アフィリエイターは、アフィリエイト収益を得るためだけにブログやサイトを運営し、記事を書いている人たちのことです。
書く内容の違い
Webライター
Webライターは、クライアントが望む様々なテーマ・ジャンルについて書きます。
例えば以下のようなものです。
- 転職について
- 事業承継について
- 恋愛について
- シナリオライティング
- 本の執筆
- 事業計画書の作成
つまり、書くこと全般と言ってもいいでしょう。一番のデメリットは、「クライアントが指定するテーマでしか書けない」ということです。
また、執筆ルール(レギュレーション)もクライアントによって違うため、基本的にそこまで自由に書くことはできません。
ブロガー
一方ブロガーは、何を書こうと自分の自由です。誰かにテーマを指定されている訳ではありません。
日々の日常を書いてもいいし、収益のための記事を書いてもいいのです。要するにWebライターとブロガーは、自由に書けるかどうかという違いもあります。
なるために必要なものの違い
Webライター
Webライターやブロガーになるには、何が必要なのでしょうか。
Webライターになるには、多少の文章力が必要です。なぜなら、Webライターは文章を商品として提供しているからです。
クライアントの立場からすれば、お金を払っているのに依頼内容と違う文章・日本語がおかしい・誤字脱字が多いといった記事を書かれたら困りますよね。
Webライターは他の業種と比べなりやすい職業で、副業にする人も多いです。
ですが、正しい記事を書く責任があることを覚えておかなければなりません。
ブロガー
ブロガーになるためには、ブログを開設するだけです。
アフィリエイトで収益を得たいのなら、アメブロやSeesaaブログではできません。WordPress(ワードプレス)でブログを作るのが一般的です。
誰でもできるブログ開設方法は以下の記事に書きました。
利益を得るという意味では目的はほとんど同じ
ブロガーが記事を書く理由は、
- 単に日記として
- 誰かに情報を伝えたい
- 収益目的
- 自分の事業の宣伝のため
などがあります。
このうち、「収益目的」「自分の事業の宣伝」は、要するに利益目的ということです。
これは実はWebライターも同じです。
クライアントがWebライターに記事作成を依頼する目的は、コンテンツマーケティングのためだったり、自分のアフィリエイトブログのためだったりします。
要するに記事を書くことで利益を得る、という意味ではWebライターもブロガーも同じだといえます。
Webライターに向いている人
Webライターに向いている人は以下のような人です。
すぐに収入が欲しい人
Webライターは、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングから仕事を受注することが多いです。
仕事を受注後、納品して校了になればすぐに収入を得られます。
Webライターは本当に売れっ子になれば、月収100万円の人もいるようですが、平均的には30万円くらいが妥当なラインでしょう。
※Webライターの仕事内容や詳しい流れはこちら。
ブロガーに向いている人
ブロガーに向いている人は以下のような人です。
時間がかかってもいいから継続的に収入が欲しい人
ブログに向いている人の条件は、時間がかかっても継続的な収入が欲しい人です。ただし、必ずしもブログで稼げるようになるとは限りません。
ブロガーとして有名なヒトデさんが行なったアンケートによると、ブログで初めて月1万稼ぐまでにかかった期間は0〜6ヶ月が12.6%で、6ヶ月〜12ヶ月が9.3%、13ヶ月以上が6.8%となっています。
ただし、1万円に達していない人も71.3%いるため、ブログでアフィリエイト収益を得ることの難しさが分かります。
記事をしっかり書いてマネタイズもできていれば、50〜100万ほとんど働かずに稼ぐことも可能ですので、自信があるならブロガーの方が大きく安定して収入を得られるでしょう。
文章を自由に書きたい人
Webライターはクライアントの要求に答える必要があるため、テーマや執筆ルールをしっかり守らなくてはいけませんし、記事の修正を要求されることもあります。
そのため、あまり自由に書けません。
一方ブロガーは好き放題書けますので、文章を誰にも口出しされずに書きたい人にとってはおすすめです。
Webライターとブロガーどっちが稼げる?
ここまで読んで、Webライターとブロガーどっちが稼げるのか、気になっている人もいるかも知れません。
結論から言うと、どちらが稼げるとははっきり言えません。
というのも、収入の性質に違いがあるからです。
Webライターは労働して収入を得るのに対し、ブロガーは不労所得のようなものです。記事を書いて広告から収入を得るだけです。
「記事を書いてるから労働所得だ」と言われればそれまでですが、自分が好きなことを書いて収入を得ている人もいます。
Webライターは労働が必要だが、比較的安定した継続収入がある
ブロガーは安定すれば、ほとんど記事を書くことなく継続収入がある
どちらもリスクはあります。
Webライターは仕事が受注できなくなれば収入は下がりますし、ブロガーも収入が安定していてもGoogleのアップデートで大幅に収益ダウンになることもあります。
安定を望むならWebライター、一発当てるならブロガーという感じでしょうか。
Webライターならどちらにもなれる
ブロガーならアフィリエイト収入しか得られませんが、Webライターをしながらブログを運営してアフィリエイト収入を得ることもできます。
より確実に、安定した収入を得たいならこの方法が一番おすすめです。
なぜなら、両方からの収入を得ることができますし、この2本の柱がお互いに相乗効果を生み出すからです。
具体的には、Webライターがブログを運営することで、仕事を多く受注できるようになり、ブログからの収入も増えます。
また、最初は少ないアフィリエイト収益を、Webライターの収入で補うことができるため、生活が安定します。
Webライターとブロガーの違いは自由度と収入
最後に、もう一度Webライターとブロガーの違いをおさらいしましょう。
- Webライターは自由に文章を書けない、ブロガーは書ける
- Webライターはすぐに収入を得られる、ブロガーは長い時間がかかる
- Webライターとブロガーは兼用でき、お互いのデメリットを補える
どちらもできるWebライターは万能です。これからWebライターを目指している人にはブログの運営もおすすめします。
Webライターがブログを書くメリットについて、もっと具体的に知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
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